経営理念とは何か 目次

経営理念を英語で言うと

質問「経営理念を英語で言うとなんという言葉になるでしょうか?」

普通はあまり考えたこともないかと思います。
そこで、英語で経営理念とはどう表現されているかと調べるとこう書いてあります。

経営理念 = management principle ; management philosophy

Management = 経営
Principle = 原理、原則、主義、根本方針(プリンシプル)
Philosophy  = 哲学、人生観、(フィロソフィ)

経営理念 = management principle = 経営の原理原則、主義、根本方針
経営理念 = management philosophy = 経営哲学、経営観

といえます。

経営理念とは、「経営の原理原則」である、「経営哲学」である、「経営観」である。
こういった方がわかりやすい気がします。原理原則を辞書で引くと、「原理も原則も、基本的な決まり・規則の意。重ねることでその意味を強調した言葉」とあります。原理は、基本法則、根本の決まり、道理。原則は、多くの場合に共通に適用される基本的なきまり・法則です。

「哲学」を辞書で引くと、こうあります。「各人の経験に基づく人生観や世界観」
「philosophyの訳語。ギリシャ語のphilosophiaに由来し、「sophia(智)をphilein(愛する)」という意。西周(にしあまね)が賢哲を愛し希求する意味で「希哲学」の訳語を造語したが、のち「哲学」に改めた」

「哲学」という言葉はもともと日本語になく、philosophy(フィロソフィ)という英語を西周氏が訳したものなのです。だから、「哲学」を「哲」と「学」に分けて漢字の意味で考えるのではなく、もともとの言葉、philosophy(フィロソフィ)が意味する人生観や世界観というものの見方(観)と理解するのがしっくりくる感じです。

経営理念とは、なにか?
「経営の原理原則」「経営哲学」「経営観」であるといえます

経営理念がわからない

経営理念の意味がわからなかった
でも、経営理念ドットコムをみてとても勉強になったという方に会いました

盛和塾で隣に座った方です
経営理念とはどこかにあるものではなく毎日の中にあるものだと気付いたそうです

バイキングの朝食をとるときに和食の人もいれば洋食の人もいる
ご飯を食べて、パンを食べる人もいる
ある席を選ぶ・・・

すべて自分で選択したものでありそれこそが価値観の表れです
自分では気づかないかもしれませんが考え方、価値観、こころの表れなのです

それを言葉にしてゆくのが理念です

もちろん私が成長すれば会社の価値観も変化する
つまり、あなたの成長が理念の変化であり会社の成長となるのです

理念とはどこか遠くにあるものではなくいま、ここにあるものなのです

経営理念の誤解1

経営理念に対する誤解がよくあります
経営理念に対する誤解の一つは金もうけのために経営理念を作ること

確かに多くの人が金もうけのために会社をおこし経営をしています
それはそれで現実としてあるのだと思います
しかし、経営理念の作成の目的が金もうけのためとなるとボタンを掛違えている感じになるのです

才能のある若手経営者の方はお金儲けが上手なのでスグに10億円30億円の企業を作ります
しかしあるときに気づくのです
「お金の次に来る目標が見つからない」
「何かおかしい・・・」
「そもそも経営とは何なのだろうか・・・」
「経営の目的が見つからない」

つまり、会社を経営する軸がないのです
経営の目的が利益の追求だけになるとそういうことがよくおこります

そして、ある晩に・・・ふっと思うのです
経営理念を作ればこの問題は解決するのではないかと
そこにある間違いがあるのです

経営理念の誤解1
経営理念の誤解2
経営理念の誤解3
経営理念の誤解4

経営理念の誤解2

経営理念を作ると不安から救われるのではないか?
これも誤解の一つだと思います

俺はちょっとスゴイぞ
人より才能がある
商売が上手だ
こういう方が100人に一人くらいいます
本当に上手に、どんな商売をしてもうまくいくあっという間に利益をあげてしまう
まわりの人間は馬鹿なんじゃないか・・・と心の底ではちょっと思っている

商売上手でエネルギーがあるので1億儲けたら、2億円欲しくなる
そして、3億、5億、10億、50億、100億と欲望は際限ない

利益だけを追求しお金をたくさん稼ぐ
友人もお金持ちだらけになってくる
セルシオに乗っても飽き足らない
次はフェラーリかポルシェか・・・
欲望が肥大化するのです
才能があるゆえに・・・

心のどこかでは「このままでいいのかな」と思っていてもブレーキがきかない
そこで、不安に思い経営理念を作ると不安から救われるのではないかと、ちょっとかじってみる
それならまだいい方でトラブルにあい、転落してはじめて気付くという方もいます
俺の人生は一体何だったのだろうか
でも、そういう方は考え方を変えれば立ち直りも早いものです

でも、経営理念を作ったとしても不安がなくなるわけではないのです

経営理念の誤解1
経営理念の誤解2
経営理念の誤解3
経営理念の誤解4

経営理念の誤解3

経営理念の誤解ばかり言っていても仕方がないので結論を申し上げましょう
本質的な経営理念に「利他」という考えがないからおかしくなるのです

「利己」=自分中心の考え方
「利他」=人によかれという考え方
つまり、自分が金もうけをするという「利己」が考え方の中心だけだと欲望が肥大化して際限がない
そして、不安になる
しかし、人によかれという「利他」が考え方の中心になると不安がなくなり、幸福感が出てくるのです

「利己」的な考えをしている限り人生がうまくいかないのです
何をきれいごとをいっていると思われるかもしれません
しかし、いい会社の経営は一言でいうとこの「利他」に行きつくようです

こんな話があります
ある経営者の方は俺が金持ちになるために経営をし社員は金もうけのための道具としか思っていなかった
成功報酬型の給与体系で社員もたくさん稼げるようにする
しかし、社員の定着は悪く、経営がうまくいかない
まったくの利己、自己中心的な考えです

しかし、「利他」の考えをもとに私は「社員を幸せにするために経営する」と決めた瞬間から会社がよくなったそうです
仕事を通じて立派な社員を育成しよう、としたのです
例えば、できない社員がいると一般的にはどううまく切ろうかとなります
利己の経営です
そうではなくできない社員をどう育てようかという利他の発想になるわけです

経営理念、つまり、考え方の差が問題への正反対な対応の違いを生むことになるわけです

経営理念の誤解1
経営理念の誤解2
経営理念の誤解3
経営理念の誤解4

経営理念の誤解4

経営理念の誤解とは何かというと本質的な経営の目的についての考え方の違いから生まれてくるわけです
自分だけよければいいという「利己」の経営をしながら
付け焼刃的に理念を作りうまくやっておこうと考える人と
社員を幸せにすることこそが会社経営の目的だという「利他」の考えの人とでは判断基準が違います

人殺し以外何をしてもいいから受注して来い!という「利己」の考えと
社員が不幸になるような取引ならしない方がいい受注を断っても社員を守る
という「利他」の考えの違いです
つまり、本質的な「経営の目的」=考え方,経営理念によって経営の仕方が変わってくる
だから、根っこの部分が「利己」であるままで表面的な経営理念をいじくっても問題は解決しないのです

金もうけのために経営理念を作ったりしても社長の本質的な不安は解決しないわけです
また、利己の経営を続ける限り社員は会社の被害者のままです
利己を利他に変えることで社員に感謝され、みなが家族のような会社となり
働く意義が見つかり働くことこそが喜びとなるのです

実際に、そういう経営者にお会いすると会った私までが幸せを感じる時があります
なんと素晴らしい人生なのかと思います
経営理念とはそういうものなのだと思います

経営理念の誤解1
経営理念の誤解2
経営理念の誤解3
経営理念の誤解4

経営理念 意味

経営理念の意味を知らない方が多いのです

経営理念の意味は「価値観」を示すことです
経営理念の意味は社員がどう考えたらいいのかを示すことです

経営理念の意味はこの会社をどうしてゆこうとするのか?を示すことです
経営理念の意味は我々はなぜここで働いているのか?を示すことです

経営理念の意味は金もうけのためだけで働いているのではないと示すことです
経営理念の意味は経営者の価値観を示すことです

経営理念の意味は我々はどこへ行こうとするのかを示すことです
それによって、社員の心が一つになり会社がまとまるのです

経営理念の意味は、社員のベクトルを合わせることです
社員の考え方、向かう方向を一致させることです

経営理念の意味は、会社の存在理由を示すことです
経営理念の意味は、事業の目的、意義を示すことです

その結果、会社の業績が良くなるのです
利益を上げるためだけに経営理念を作るのではないのです

経営理念を作って会社を経営すると、利益が上がるのです
経営理念がハッキリするから、全社員の気持ちが一致するのです

経営理念がハッキリするから、モチベーションがあがるのです
経営理念がハッキリするから、いい会社になるのです

経営理念とは何か?

経営理念とは

経営理念とは何か?経営理念が大切、経営理念が大切とよく言われますが経営理念とは一体なんなのでしょう?
その問いにきちんと答えてくれている人が少ないのでここで少しお話したいと思います
まず、理念、理念と念仏のように唱えることをやめ本質的に言葉の意味をひも解いてみましょう

■経営
事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体

■理念
1.ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。「憲法の―を尊重する」
2.哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。
プラトンのイデアに由来。イデー 大辞泉

理:すじ、ことわり、きめ
念:心中深く思う

これより、「経営理念」とは事業管理上,深く思うすじ・きめごとと解釈できます

では、社是、社訓、信条とはなんでしょう?辞書で引くと・・・
社是=会社や結社の経営上の方針・主張。また、それを表す言葉
社訓=その会社で、社員が守るべき基本的な指針として定めてあること
信条=自分の行動の指針として、かたく信じて守っているもの 信仰の箇条。教義

漢和辞典を引くと
是:正しいことの意、真っすぐなさじを表した文字
訓:おしえ、すじを通した言葉の意
信:まこと、約束を守る、通すの意
条:すじ、道理の意 とあります

つまり
社是=会社での正しいとされること
社訓=会社での教え
信条=誠、道理

また、経営理念を3つに分ける考え方もありますミッション:使命
ビジョン:志、展望
バリュー:価値観

こうなるとどれがどういいのかわからなくなってくるという方もいると思います
経営理念とは何か?

経営理念とは、事業遂行における基本的価値観と目的意識と言われておりカンタンに言うと、われわれは何のためにこの会社に集まっているのか?
これを表したものといってもいいかもしれません
それが経営理念

会社によってそれぞれかもしれませんが京セラの経営理念をここに書きます
もし、経営理念が見つからない場合はこれを経営理念にすればいい、というような本質的なものです
全従業員の物心両面における幸福を追求すると同時に人類、社会の進歩発展に貢献すること

参考までに社是は
敬天愛人

経営理念は必要か?
経営理念と業績の関係

経営理念とは何か? 2

経営理念とは何か?と聞かれるとき以下のように3つ答えています
(1)社長の深層心理にだけある経営理念
(2)言葉になっている経営理念
(3)言葉が会社に浸透している経営理念

(1)経営理念はどの会社にも「あるもの」です、と言っています
なぜなら、会社とは経営者の思いの実現である
つまり、経営者の考えが会社という形をとっている

経営理念を、広い意味で「思い・考え」とすればどの会社にも経営理念はあるのです
しかし、それは社長自身も「言葉」になってはいない
本人も気づかない深層心理にある思いの状態です

(2)言葉になってはいるが、強さがないスグ忘れちゃう経営理念
これはいわゆる、額に飾ってある経営理念です
作らなくちゃと思って作っては見たものの借りてきた言葉なので、悪気はないがスグ忘れちゃう

手帳を見ないと言えない・・・
経営理念セミナーで1回作ったというようなやつです
社長の深層心理にある経営理念とは別物なのが問題です
言葉になっているのはいいことなのです

(3)強い信念になっている経営理念
はじめは借り物の言葉です
でも、毎日毎日読んで声に出す
これはあってる、あれは違うと何度も何度も100回くらい直すうちにいつの間にか自分のものになる

夜中たたき起こされて「あなたの経営理念は?」と聞かれても言えるもの
社員とも共有され、社員の誰に聞いても言える
浸透している

ここまで来ると本物の経営理念社風にまでなっている状態です
つまり、経営理念とは社長の心の奥深くに問いそれを繰り返し直して言葉にするしかないようです

経営理念は必要か?
経営理念と業績の関係

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