経営理念の6段階

「経営理念がありますか?」と聞かれれば、「あります」という人もいれば、「ありません」という人もいます。しかしそれは、人によって自分自身の中の基準が違っているのです。たくさんの経営者に会って気づいたことなのですが、本人が「ある」と言っても「ない」場合もあれば、「ない」と言っても「ある」場合もあります。それを少しわかりやすくするために、ここで6つの段階に分けて書いてみましょう。

(1)経営理念がまったくない
経営理念など考えたこともないし、これから考えるつもりもない、経営理念など必要ないというレベルです。

(2)経営理念がないが、必要かなと思っている
別に経営理念はまったくないと言い切りはしないが、やっぱりないものはない、という状態。心のどこかで経営理念は必要かなと思っているレベルです。

(3)経営理念が少しある、うすうすある
経営理念はあるといえばあるし、ないといえばないという状態。経営理念はあったほうがいい気がする、経営理念に対する思いは一応あるというレベルです。「経営は利益だけじゃないでしょ、何か人の役に立つとか大切な気がするんだけど......」という感じです。

(4)経営理念がある、心の中にはある
経営理念は一応ある。経営理念はこうだと心の中では思っている。言葉になっている場合もあれば、言葉になっていない場合もある。体系だ立ってはいないので、人にうまく伝えられない状態です。

(5)経営理念が強くある
「経営理念は何ですか?」と聞かれれば、「経営理念はこうです」といえる状態。紙一枚になっている、つまり言語化されているレベルです。

(6)経営理念が非常に強くある
経営理念が手帳となっている状態。自分自身の中でもはっきりしている。全社員で共有されているというレベルです。

ここで、「経営理念がある」と言った場合は、経営理念が言語化されている、「経営理念がない」と言った場合には、経営理念が言語化されていないというふうに分けることもできると思います。つまり、経営理念が「言語化」されているか「非言語」のものかということです。

経営者が「ウチの会社には経営理念がある」という場合は、「言語化」されている場合が多いのです。しかし一方で 「非言語」化の状態、つまり紙に書いているものはないが、社長の頭の中にはあるという状態もあります。一般的には、このように「言語化」されているものが「経営理念がある状態」で、「非言語」のものは「経営理念がない状態」といわれています。そして、経営理念に対する思いの強さをさらに細分化すると、ここに書いたような6段階に分けることができます

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