思考と行動(言葉)をコントロールする

「思考」とは「言葉」で行なうものですから、「言葉」というものに注意することです。経営理念とは「思考」であり「言葉」ですから、自分の「行動」と「結果」と「感情」に大きな影響が出ることに注意すべきです。

「『経営理念をつくると業績が上がる』と言われたから経営理念をつくったけど、別に業績は変わらなかった」という人がいます。たしかに、経営理念はつくったのかもしれませんが、経営理念に書いてある言葉を1日に1回も「思う」ことがないと何も変わりません。経営理念にある「思考」(信念)と「言葉」を、1日のうちに何度も「思い」、「言葉」にすると「結果」が変わってくるのです。

ですから、自分の「思考」と「行動」「言葉」をコントロールすることが大切です。そして、自分だけでなく社員全員の「思考」と「行動」「言葉」を良いほうにコントロールすることです。そうすることで会社に良い「結果」が出て、社風が良くなります。たとえば、「ありがとうございます」「がんばります」「やります」という言葉が社内にあふれている会社と、一方で「知りません」「わかりません」「できません」という言葉ばかり話している会社があるとすれば、おのずから結果は違ってくると思います。

社員一人ひとりの「思考」と「行動」「言葉」がまったくバラバラであれば、やはり「結果」はバラバラなものになります。たとえば、カレーハウスCoCo壱番屋の社是は、「ニコニコ・キビキビ・ハキハキ」。いつもニコニコ笑顔で、キビキビ働き、ハキハキこたえる。これを略した言葉が「ニコ・キビ・ハキ」です。この会社で、ニコニコしない、キビキビ動かない、ハキハキこたえない社員は会社にいづらいです。いづらいというより、すぐに辞めることになると思います。なぜなら、「思考」も「行動」も「言葉」も社是、つまり会社が是とする、よしとするものと違うからです。

つまり、経営理念とは社員の「思考」と「行動」に良い影響を与えるものであり、その「思考」や「行動」をともにできる人ですか?という問いかけでもあります。

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